ボブ・マーリーことRobert Nesta Marleyは1945年2月6日にジャマイカ北部のセント・アンという街で生まれた。父親はイギリスの軍人、母親はアフリカ系のジャマイカ人だったが、父が死に12歳でキングストンのトレンチタウンに移り住んでいた。トレンチタウンは、地方から職も金もない人間が集まって来てスラム街をなしている場所だったが、そこで彼の音楽的な基盤がつくられるようである。
ハイレ・セラシエとは聖なる三位一体の力(Power of the Holy Trinity)という意味である。彼の子どものころの名はラス・タファライ・マコネンであり、ラスタの語源はここにある。ゆえにラスタ・カラーはエチオピアの国旗の色、赤、黄、緑(それぞれ血=ラスタファリアンの歴史に犠牲が流した血を記し、太陽=母国の富を表し、自然=エチオピアの憧れの美および植物を表している)となるのである。また、自然を大切にするゆえにアイタルフードという自然食=化学調味料を使わない自然のものを食べ(菜食主義)、髪の毛も生まれながらのものを切らずに伸ばすため、縄のれんのようなドレッド・ロックスという髪型になる。これはジューダ(トライブの名=部族の一種)のライオンの様をも表している。こうしてラスタマンのシンボルのヘアー、カラーが生まれた。また、彼らラスタファリアンの神の名はヤハウェ=YAHWEH=JAHAWEH=JAHである。そしてジューダのライオンはハイレ・セラシエであり、ライオンがすべての動物の王であるように、ハイレ・セラシエこそ王の中の王「King of Kings」であると表している。そして、バビロンは過去、何世紀もに及び、奴隷制度等によって黒人種達を抑圧してきた白人達の政治権力者達を示すラスタファリアン主義の用語であり、奴隷制度は無くなった今でも、人種差別や偏見・不平等は存在し、彼らの中のバビロンに対しての闘いは今も続いる。そして、ガンジャ=マリファナもラスタファリアンが宗教的な目的としても使用されてきた。